~魅力ある職場づくりを目指して~

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体験談3(Aさん)

【プロフィール】

  • 勤め先の事業内容:公益団体
  • 従業員規模:101人~200人
  • 職務:管理職
  • 入社歴:31年
  • 年齢:53歳
  • 性別:男性

介護サービスを最大限活用し、両親の介護と仕事を両立

現在のご両親の状況を教えてください。
父は83歳で要介護3、脳梗塞のために右半身麻痺、高次脳機能障害、軽度の認知症に罹っています。母は77歳で要介護1、脊椎管狭窄症で歩行が不自由な状態(伝え歩きができる程度)です。
ご両親の介護はどなたが行っているのでしょうか。
基本的には母が父の介護をやっています。母は足が不自由ですが、まだ父の介護を行うことがどうにか可能で、父の排泄のケアもしています。父は日中、デイサービスを利用し、朝夕にはホームヘルパーさんにも来てもらっています。母の具合が悪い時などは、父は介護老人保健施設(老健)に入所したり、ショートス テイを活用したりすることもあります。
母もデイサービスを週2回利用しています。デイサービスを利用しない日は友人が家に来たり、友人と喫茶店やファミリーレストランに出かけたりして、一人で閉じこもらないようにしています。自宅に一人だけですと心配ですが、友人と一緒であれば私も安心です。
Aさんご自身も何かご両親の介護をなさっているのですか。
両親と同居(二世帯住居に居住)していますが、母が父の介護をしているので、現在、私は介護をしていません。ただ、月1回程度は諸手続きのために、2か月に1回程度は関係者会議に出席するために休暇を取得しています。
介護サービスをかなりご利用のようですが、経済的な負担が大きくありませんか。
両親の預金通帳を見て、親の経済状況をしっかりと把握しています。親の年金の範囲内で介護サービスを利用していますが、生活費に回る部分が少ないので、経済的には余裕がありません。

職場の理解を得て、介護休業を取得

介護休業を取得されたのですか。
母が入院した時に取得しました。母の入院中(約1かカ月)は、夜間に父の介護をする人がいなくなったため、私が代わりにせざるをえない状況になりました。 母の退院後は、母が父の介護を再びするようになりましたが、しばらくは私がサポートをしました(約1か月半)。軌道に乗ったのを見届けてから職場に復帰しましたので、2か月半ほど介護休業を取得しました。
Aさんは管理職ですが、介護休業は取得しやすい雰囲気でしたか。
介護のために長期間休まざるをえなくなるかもしれないと、事前に上司や部下にそれとなく予告し、職場の理解を得るように努めました。周囲の人に色々と迷惑 をかけてしまったと思いますが、育児中や介護中の人が多いので、「お互い様」といった感じで、周囲の理解はありました。代印は別の管理職に押してもらい、 実務的な仕事は部下が分担して対応してくれました。

将来的には施設への入所も検討

仕事と介護を両立させるために工夫していることはありますか。
まずは介護サービスを最大限有効活用すること、次に無理をしすぎないことです。介護はいつまで続くか分からず、長期化する可能性も高いため、この2点が重要だと思います。
仕事と介護を両立させるために最も心配していることは何ですか。
現在は母が父の主たる介護者ですが、母がさらに弱って父の介護をできなくなった時のことを心配しています。現在、私は従たる介護者ですが、在宅で介護をす る場合、主たる介護者が仕事と介護を両立することは難しいと考えています。昼間はデイサービスの利用などで乗り切れますが、大変なのは夜間の介護で、排泄のケアの負担が極めて重いです。夜、ゆっくりと眠れないと疲れ切ってしまい、日中、仕事どころではないというのが実情ではないでしょうか。施設介護に頼らざるをえないと考えていますので、将来に備えて、特別養護老人ホーム(特養)の入所申込みを既に行っています。

このように、Aさんは介護サービスを最大限有効活用しながら、両親の介護と仕事を両立させています。介護は長期化する可能性も高いので、無理をしすぎないことも重要なポイントです。また、在宅介護だけでは限界がありますので、将来に備えて施設介護の準備も始めています。

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